ダイハツ工業株式会社(以下、ダイハツ工業)は、この度の認証不正問題について、2023年12月20日に第三者委員会の調査報告書を受領し、国土交通省へ報告を行いました。報告書内容の事実確認の為、翌日以降、国土交通省による立入検査を受けました。
立入検査の結果、国内販売車種において、特に悪質な不正であると判断された3車種※1の型式指定の取消し手続きが開始されるとともに、新たな不正行為が確認されました。また、法令違反につながる不正行為を行ったダイハツ工業の体制について、ダイハツ工業は二度とこうした不正行為を起こさない体制への抜本的な改革を促す是正命令を受領しました。さらに、基準不適合の可能性がある2車種※2について、リコールが必要な場合は速やかに届けで行うよう指導がありました。
なお、不正が判明した車種に対しては、ダイハツ工業にて、安全性能・環境性能が法規基準を満たしているか、一つひとつ技術検証・実車試験等を実施しております。その結果、法規が求める性能基準を満たしていることを確認しておりますので、該当する車両をお乗りのお客様においては、すぐにご使用を中止していただく必要はございません。
一方、ダイハツ・キャスト/トヨタ・ピクシスジョイの側面衝突試験における「乗員救出性に関する安全性能(ドアロック解除)」が法規に適合していない可能性が判明いたしました。現時点で、本件に関する事故情報は確認されておりませんが、徹底した技術検証と原因究明を行っており、国土交通省の指示に基づき、速やかに必要な対応を実施してまいります。
お客様、販売店様、お取引様をはじめ、関係各所に大変なご迷惑、ご心配をおかけしておりますこと、深くお詫び申し上げます。
※1:ダイハツ・グランマックス/トヨタ・タウンエース/マツダ・ボンゴ(いずれもトラックタイプのみ)
※2:ダイハツ・キャスト/トヨタ・ピクシスジョイ
2024年1月19日
三重ダイハツ販売株式会社 代表取締役社長 栗谷 享治
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